用語解説

起立性調節障害

横になっている状態から立ち上がると、重力の影響を受けて脳への血流が低下する可能性があるが、自律神経という機能が働いて脳への血流が低下しないよう自動的に調整する仕組みが人には備わっている。
自律神経のバランスが崩れることで血圧の調整がうまくできなくなる病気を「起立性調節障害」といい、小学校高学年から中学生期に多く見られる。
立ちくらみやめまいがしたり、朝なかなか起きられなかったり、嫌なことがあると気分が悪くなったりすることがある。
起立性調節障害の症状は、「さぼっている」など本人の気持ちのせいにされがちだが、からだの仕組みで起きている病気である。
対処法として水分や塩分摂取、家庭や学校でのストレスを取り除く、などがある。