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- モコフカ
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思春期の曖昧模糊(あいまいもこ)とした不安や悩みから生まれ出た妖精。不安や悩みに答えてくれる頼れる存在。アカリやヒロトがモヤモヤしているとどこからともなく現れる。
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- ソラ
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サッパリした口ぶりで落ち着いた性格の高校2年生。男子からも女子からも頼られ、悩みごとの相談役になりやすい。自分の本音はあまり人に話したことがなく、内に秘めるタイプ。ヒロトとはクラスメート。
誰かに話すことだけが正解じゃない
1人でため息をついているソラ。モコフカが声をかけます。














誰もいない場所に自分の感情を吐き出す



- Point
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- 誰もいない場所に自分の気持ちを吐き出す効果
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1 感情の整理ができる
頭の中でグルグルしている思いやモヤモヤを言葉にすることで、「自分は何に悩んでいるのか」「本当はどうしたいのか」が見えてきます。相談したい気持ちには「解決したい」場合と「気持ちを受け止めてほしい」場合があります。吐き出すことで自分の相談への気持ちがわかることもあります。2 「セーフゾーン」を手に入れられる
「知られたくない」「否定されたくない」という不安があると、1人で抱え込みがちになります。誰にも見られる心配がないところで本音を吐き出すことを繰り返すことが、自分にとってのセーフゾーンになります。3 自己肯定感につながる
人に言えないことを抱えていると「ひとりぼっち」だと感じがち。ですが、思いを吐き出すことで、少なくとも自分は自分の気持ちを理解しようとしている感覚を持つことができ、少しずつですが、それが自己肯定感につながります。4 「相談の第一歩」になりうる
吐き出すうちに気持ちが整理され、「これなら誰かに伝えてもいいかも」「この部分だけ相談してみようかな」と思えることがあります。吐き出すことは自分の気持ちを誰かに相談する練習にもなります。


- Point
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- 自分を守る力を育てる大切な時期
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- スマホのある暮らしは、24時間いつも誰かとつながっていて、「つながり過剰」の時代と言えます。
- SNSで目に入る誰かと自分を比較し、「自分なんて…」と感じることもあります。また、自分の投稿の「いいね」数など、他人からの評価が気になり、自分の基準が育ちにくい結果を招きます。
- エリクソンという心理学者は、10代(青年期)は「自分って何者なんだろう?」と考える時期だと言いました。 自分や他人、将来などについてたくさん考えたくなる=悩みが多くなるのは自然なことで決して変なことではありません。
- この時期に自分を見つめる時間を持つことで、こころの整理ができるようになります。それが自分を守る力、そして自分らしさを育てることにもつながります。
誰かに話したい、相談したいと思ったら?









■東京都の相談窓口
どこに相談したら良いか分からないような悩みは“ギュッとチャット”に相談。心理士や看護師、元教員など、多様な相談相手に匿名で相談できます。(相談無料)
看護師などが「妊娠」「体の変化」「睡眠」「頭痛」といった10代のからだやこころの悩みに答えてくれる窓口。電話・メール・対面などの方法を選ぶことができ、匿名の相談も可能です。
https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/sodan/wakasapo
お困りごとや悩みに応じた相談窓口を検索することができます。モヤモヤした気持ちを吐き出せるAIツール「こころコンディショナー」も案内しています。
https://www.hokeniryo1.metro.tokyo.lg.jp/kokonavi/